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吉祥寺バウスシアターで「世界中の何でもないところに、大事なものは何でもなく隠れている」-公開制作ペインティングイベント-

courtesy of the artist and ARATANIURANO メイン画像撮影:木奥惠三

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 5月31日に閉館が決定している「吉祥寺バウスシアター」(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-3555)で5月9日からペインティングイベント『世界中の何でもないところに、大事なものは何でもなく隠れている』が開催されている。

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 淺井裕介(あさい ゆうすけ)さんは、1981年東京都生まれの絵画作家。テープ、ペン、土、埃、葉っぱ、道路用白線素材など身の回りの素材を用いて、キャンバスに限らず角砂糖の包み紙や紙ナプキンへのドローイング、泥や白線を使った巨大な壁画や地上絵のシリーズまで、あらゆる場所に絵画を制作。2009年に「VOCA2009展 大原美術館賞」、2012年には「第5回 東山魁夷記念 日経日本画大賞」を受賞。インドで行なわれた「ウォールアート・フェスティバル」に参加するなど世界でも活躍している。

 同イベントは、淺井さんが5月9日から9日間、会期中公開制作という形で毎日バウスシアターの外壁や内壁に絵を描き続ける。館内の作品は映画観覧者しか入場できないが、館内の作品も6月4日~6日(11時~13時のみ)、無料で公開する。それ以降は、バウスシアターの最終日6月10日まで作品を見ることが出来る。

 「私たちに素晴らしい映画を提供しつづけてくれた老舗映画館の時空にインスピレーションを受けながら、30年の歴史に幕を閉じるバウスシアターの最後に花をそえるべく、淺井さんは絵を描いてくれます」と、担当者。「色彩豊かな絵画に包み込まれたバウスシアターに、ぜひ足をお運びください」とも。

 制作会期は5月17日まで。制作時間不定(twitter(@teratotera)で、日々の制作状況を随時知らせている)。会期終了後も、バウスシアターの閉館(6月10日)まで作品を見ることが出来る。

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