地域密着型アートプロジェクト「TERATOTERA」が6月29日、HYM ハモニカ横丁三鷹(武蔵野市中町1)で「TERATOTERA途中下車の旅15@三鷹 私を委ねる場所」と題し、地域や共同体をテーマとするトークショーを開催する。
同ブロジェクトは、東京都と東京文化発信プロジェクト室(公益財 団法人東京都歴史文化財団)と、吉祥寺に拠点を置いて現在進行形の芸術を発信している一般社団法人Ongoingが協働し、2010年よりJR中央線高円寺駅~吉祥寺~国分寺駅区間を舞台に展開。地域と積極的に関わり、「テラッコ」というボランティアスタッフも交えながら、運営している。
2013年度は、「commit(ゆだねる、つながりを持つ)」をメーンコンセプトに掲げ、活動していく。トークショーでは、「なぜ私たちは今、近しい家族や友人関係を超えて、より大きなコミュニティーを希求する(=commit)のか?」「なぜ多くのアーティストが、個々の表現の追求の先に、他者との関係性を築く(=commit)ことを指向し始めたのか?」など、同プロジェクトが提案する社会全体に広がる意識の変化について語り合う。ゲストは地域や共同体というつながりを軸に精力的に活動する藤浩志さん(十和田市現代美術館副館長 美術家)、松本哉さん(古物商)、手塚一郎さん(ビデオ・インフォメーション・センター代表)の3人。
「3.11以降地域への活動の幅が広がる今、中央線で活躍する方とアーティストの方の活動からその可能性について考えてみたい」と同プロジェクト事務局の吉田さん。
開催時間は18時~20時(17時30分開場)。参加無料。定員50人のため定員になり次第締め切り。要事前予約。