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吉祥寺バウスシアターで「爆音映画祭」-米マイケル・チミノ監督特集も

TEXAS CHAINSAW MASSACRE 2
 ©1986 METRO-GOLDWYN-MAYER STUDIOS INC.. All Rights Reserved

TEXAS CHAINSAW MASSACRE 2 ©1986 METRO-GOLDWYN-MAYER STUDIOS INC.. All Rights Reserved

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 吉祥寺バウスシアター(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-3555)で5月31日、毎年恒例の「爆音映画祭」が始まる。2008年から始まり今年で6回目となる同映画祭。音楽ライブ用のサウンドシステムを使って映画を爆音で上映し、映画の描く世界を「爆音」を通して見ることで、新しい見方を提案している。

第6回爆音映画祭ポスタービジュアル

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 今年は新たに特集枠を設け、マイケル・チミノ監督を取り上げ、「天国の門 デジタル修復完全版」「サンダーボルト」「ディア・ハンター」などの作品を35ミリフィルムで上映する。ほかにも「チェーンソー特集」として、「悪魔のいけにえ2」「ウィンターズ・ボーン」「先祖になる」を上映。

 「『悪魔のいけにえ2』をはじめ、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』『キャリー』など、例年にも増して濃過ぎるお祭り感満載のラインアップ。ぜひ、朝から晩まで映画漬けで爆音を浴びてほしい」と、同館スタッフの井手さん。

 シアター2は、爆音上映を行うシアター1からの音漏れに負けない「強烈」な作品を特集する通常音響での上映。R・W・ファスビンダー監督作「マリア・ブラウンの結婚」やスコリモフスキ監督作「アンナと過ごした4日間」をはじめ、「続・荒野の用心棒」「食人族」などをラインアップ。

 関連イベントでは、恒例の爆音伴奏付き無声映画上映にミュージシャンの山本精一さんが登場。BELLRING少女ハート、Starmarieなどのアイドルが映画館でパフォーマンスを披露する「アイドル100%!」や、同館1階の「Lido Cafe」では美術家・毛利悠子さんの「BAKUON個展」を開催。音楽評論家・湯浅学さんの膨大なレコード・コレクションを爆音鑑賞で楽しむ好評企画「アナログばか一代」も「パワーアップ」し、今年は12時間スペシャルで行う。

 「特に音楽ファンにおすすめしたいのが、山本さんによる無声映画ライブ。F・W・ムルナウ監督の怪奇映画『吸血鬼 ノスフェラトゥ』に奇才・山本精一が付ける音とは! 映画がどう変わっていくのか、ぜひ目撃者になってください」と井手さん。

 上映時間、チケット代金などの詳細はホームページで確認できる。6月8日まで。

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