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吉祥寺美術館で企画展「佐々木マキ見本帖」-漫画・絵本原画など約200点

『やっぱりおおかみ』福音館書店・刊
©Maki Sasaki, 1973

『やっぱりおおかみ』福音館書店・刊 ©Maki Sasaki, 1973

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 武蔵野市立吉祥寺美術館(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-0385)で4月6日から、漫画・絵本作家でイラストレーターの佐々木マキさんの企画展「佐々木マキ見本帖」が開催される。

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 佐々木さんは1946(昭和21)年神戸生まれ。京都市立美術大学の在学中より漫画雑誌「ガロ」や「朝日ジャーナル」などに作品を発表し、1973(昭和48)年には絵本「やっぱりおおかみ」(福音館書店)で絵本作家としてもデビュー。その後、「ぼくがとぶ」(1975年、福音館書店)、「ねむいねむいねずみ」(1979年、PHP研究所)など数多くの絵本を発表し、人気絵本作家として活躍を続ける一方、村上春樹さんをはじめ、小説の挿絵を担当するなどして幅広い活動を続けてきた。

 2011年には初期の漫画を収録した作品集「うみべのまち 佐々木マキのマンガ1967-81」(太田出版)が刊行され、「前衛的・実験的」と評された当時の漫画作品に再び注目が集まる。今年1月には、同展の図録を兼ねた作品集「佐々木マキ見本帖」(メディアリンクス・ジャパン)も刊行。

 「本展では、約40年間の多岐にわたる創作活動を振り返り、漫画や絵本の原画をはじめ、挿絵や装丁画、版画など貴重な作品約200点を前後期に分けて展示する。佐々木マキのシュールでクールな不思議世界を多くの方々にお楽しみいただける絶好の機会となるはず」と同館スタッフ。

 期間中は、関連イベントも企画。「佐々木マキの絵本」と題した座談会や、漫画マンガコラムニスト・夏目房之介さんを講師に迎えた講演会「佐々木マキのマンガ」のほか、同展のプロデューサーであるメディアリンクス・ジャパンの穂積保さん(こどもの本WAVE)が展示内容や佐々木さんの魅力について語るギャラリートークや佐々木さんご本人によるサイン会なども予定する。日程や申し込み方法などは同館ホームページで告知する。

 6月23日まで。開館時間は10時~19時30分。入館料=100円 (小学生以下・65歳以上・障がい者は無料)。4月24日、5月16日・17日・29日は休み。6月23日まで。

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