1月17日、吉祥寺に新しく建った6階建ての複合施設「吉祥寺じぞうビル」(武蔵野市吉祥寺南町1)の1階エントランスに「吉祥寺御縁地蔵」が建立され、京都・鈴虫寺の僧侶による開眼供養式が行われた。
「街の活性化と地域の方々とさまざまな御縁を結ぶこと」「人と人との御縁を結び笑顔の輪を広げること」を目的に、吉祥寺南口商店会の協力を得て地域の守り神となるよう建立が進められ、今回晴れてのお披露目となった。
当日は南口町内会や各関係者、総勢100人を超える参加者が見守る中、除幕式や開眼供養、祈願などの法要が執り行われた。導師は「お地蔵様を通して地域のつながりをより強くしていきたい、子どもたちを守っていきたいという気持ちを強く感じ、今回のお話を引き受けることにした」と話し、「日常の中でお地蔵様に手を合わせたり、花をお供えしたり、そうした光景が京都の街でも減ってきている。今回ご縁を頂戴した遠く離れた吉祥寺の街で、そうした光景が日常に根付くことを願う」と祝辞を述べた。
吉祥寺南口商店会の会長を務める東山忍さんは「南口地域にとっても大変うれしいこと。お地蔵様に見守られながら安心安全な中で、より強い人の輪を結び、地域の活性化へとつなげていけたら」と話す。
同ビルには今後、飲食店9店が入居予定で、1階にある鮮魚と日本酒の店「食彩処 りしり」と2階のカフェバー「FRONTER」はすでに営業を開始している。なお、参拝の利用は自由。詳細は同ビルのホームページで確認できる。