吉祥寺の街を舞台に9月29日より、秋の恒例行事「吉祥寺アニメワンダーランド2012」が開催される。14回目を迎える同イベント。今年は花と緑の祭典「第29 回全国都市緑化フェアTOKYO」も同時開催され、連動企画も多数展開する。
今年のメーンビジュアルには吉祥寺在住の漫画家、西原理恵子さんの「毎日かあさん」を起用。「昨年実写版映画も公開され、吉祥寺在住という縁のある西原先生のキャラクターということで、ファミリー層にも支持を集める『毎日かあさん』に決定した」と同イベント担当の櫻井さんは話す。
期間中、吉祥寺のメーン商店会の街路灯にはフラッグを掲げ、街は毎日かあさん一色に。連動イベントとして、「ブックスルーエ」(武蔵野市吉祥寺本町1)では、原画展を企画。10月8日には西原さんのサイン会も予定するほか、「コピス吉祥寺」(同)の「ジュンク堂書店」では西原さんの作品をメーンに西原ファミリーと呼ばれる作家たちの作品を展示販売する予定。
井の頭公園に設けられる森のわくわくステージでは、音楽ライブや映画上映を行い、吉祥寺が舞台のドラマで山下敦弘さんが監督を務め、話題となった「エアーズロック」からは、感覚戦士五感ファイブが登場し、握手会やサイン会を行う。漫画家・楳図かずおさんをフィーチャーした「楳図カーニバル」や吉祥寺が舞台のアニメ「PES」のスタンプラリー、懐かしいおもちゃが集まる「おもちゃ市場」など多彩な企画も用意。
「年々イベントの知名度も上がってきて、近隣のアニメ制作スタジオさんや作家さんなどの参加も過去最大規模」と櫻井さん。中でも10月6日・7日に開催される森のわくわくステージ&森の映画祭ではたくさんのキャラクターや声優さんによるショーを展開。ステージ周辺では森のわくわくバザールと称して、ブースも多数出店予定。10月6日には今年で8回目を迎える「吉祥寺アニメーション映画祭」を開催。「海外からの参加作品もあり、年々レベルが上がってきていて見応えたっぷり」とも。
「ファミリー向けだけでなく、コアなキャラクター層にも注力するイベントなので、幅広い方に楽しんでもらえると思う。ぜひ期間中は吉祥寺へ足を運んでほしい」と来場を呼び掛ける。
各イベントの詳細はホームページで確認できる。10月8日まで。