吉祥寺のカフェ「base cafe（ベースカフェ）」（武蔵野市吉祥寺南町1、TEL 0422-46-0337）で2月29日、馬場わかなさんの写真展「笑顔の未来」が始まった。

　馬場さんは日本大学芸術学部写真学科卒業後、広告写真のプロダクション勤務を経て1998年よりフリーランスに。店主・奥津友吾さんの「東日本大震災から見た“未来”＝“今”の笑顔を伝えたい」という依頼を受け、福島の「郷ヶ丘幼稚園」、福島から北海道へ移住した「あんざい果樹園」の安斎伸也さん一家、逗子から沖縄へ移住した根本きこさん一家の現在を追った。

　「今回の震災以降、さまざまな場所でそれぞれの人生を大事に生きている人たちがいる。前向きに生きている人の周りにいると自分にもいい影響がある。そんな空気を感じ取ってほしい」と馬場さん。

　奥津さんも「福島にとどまることも移住することも、みんなが真剣に考え抜いて決めた結果。その覚悟を決めた後の笑顔には、必ず何かを感じてもらえると思う。馬場さんの写真には子どもたちもたくさん写っているので、ぜひその笑顔を見てほしい」と来場を呼び掛ける。

　展示のみの営業は3月5日・6日の12時～20時。カフェと展示の営業は、同2日～4日と7日～9日の12時～21時。