ハーモニカ横丁(吉祥寺駅北口側)は9月1日、一部の下水道と通路の舗装工事を終えリフレッシュオープンした。
同横丁は戦後の闇市の名残を残す数少ない地域のひとつで、複雑多彩な商店102店舗が建ち並んでいる。そのうちの全長約50メートル、南北に伸びる朝日小路の全部分と東西を横切るハーモニカ通りの一部分で陥没が目立っていたことから、通行者の安全に配慮して、8月23日~31日の9日間で工事を行った。総工費は約600万円。
工事後は、舗装を実施した十字の通路は、緑が基調のレンガ仕様になったほか、先端部の四方にそれぞれ「ハモ横」の文字を記し、「名物ストリートの存在感をアピールした」(ハーモニカ横丁朝日会の松本会長)という。
これまでは、吉祥寺秋祭りでは、狭いハーモニカ横丁の路地にみこしが入ってこれなかったが、今年は、横丁界隈の子供らがダンボールで子供みこしを製作。9月10日には、ハーモニカ横丁もみこしで賑わうという。
「子供たちの安全面も確保したい」(吉祥寺北口駅前商店会の水野会長)という思いもあって、工事は急ピッチで進められた。