東急百貨店吉祥寺店(武蔵野市吉祥寺本町2)前で10月23日、「まちの食と農フェスタ IN 吉祥寺」が行われ、キャベツピラミッドが作られた。
当日は、三鷹市産キャベツを使った高さ4.5メートルのキャベツピラミッドが登場したほか、地場産農産物の直売や野菜ソムリエなどによる料理実演が行われた。
キャベツピラミッドの制作には500個ほどのキャベツを使用し、JAスタッフと農家15人、若手お笑いコンビ「だいなお」の2人が参加した。キャベツは東京都でも主要生産品目で、JA東京むさし管内でも上位に入る品目。今回使用したキャベツは三鷹産の「一号(いちごう)」という品種で、一般的なキャベツより2~3回り、重さで2倍ほど大きくなるのが特徴。
最初に木と金網でピラミッドの骨組み部分を組み立て、次に茎が20センチほどついたキャベツを外に向けて並べていく。骨組みの中にいる作業スタッフが茎を金網の中に差し込み、金網に割りばしを挟み、ビニールのひもで一つずつ固定して積み上げた。上部約1メートルは、骨組みの上にべニア板を乗せ、外からキャベツを積み上げ、キャベツとキャベツに割りばしを差し込み固定。約3時間がかりで4.5メートルのピラミッドが完成した。
JA東京むさし・青壮年部部長の石井辰男さんは「東京の地元で野菜が栽培されていること、輸送にも時間がかからないので新鮮でおいしい野菜が食べられることをもっと知ってほしい。東京の野菜にもっともっと親しんでいただきたいという願いを込めて、象徴的なこのキャベツのピラミッドを作った」と話す。
2 日間屋外展示し、解体後は畑に還して肥料にする。