吉祥寺の米穀店「かない米店」（武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-22-5439）で11月15日、滋賀県高島市の生産者による農作物・加工品の直販イベントが行われる。

　同店では、「たかしま生きもの田んぼ米」の無農薬のコシヒカリやミルキークィーン、新潟県佐渡の「朱鷺（トキ）と暮らす郷米（さとまい）」などを取り扱う。

　店長の金井さんは「日本の農業は現在、自給率低下や就農率低下、高齢化により危機的状態。若い生産者が確立した理念と取り組みの下、頑張って米や農作物などを栽培していることを広く情報発信する」とイベントの目的を話す。

　当日は、コシヒカリやミルキークィーン、滋賀県高島産「たかしま生きもの田んぼ米」の白米・玄米や「手作り羽二重もち」も販売する。ほかにも産地の特産品を直売し、無農薬米の栽培風景も展示する。

　金井さんによれば、「生物多様性有機栽培無農薬米」（1キロ＝820円）は「しっかりした甘みのある米」、「朱鷺（トキ）と暮らす郷米（さとまい）」（1キロ＝880円）は「ランクの高い食味。広く一般的においしいと言われている」という。

　金井さんは「都心部で生活している人たちがもっと農業の大切さを感じてほしい。農業に親しみを持ち、日本の将来を考えるきっかけづくりになれば」と話す。

　開催時間は10時～15時。