曽我部恵一さんが全面プロデュースをするパンクバンド「神さま」は9月12日、高円寺の老舗ライブハウス「高円寺20000v(ニマンボルト)」(杉並区高円寺南 4、TEL 03-3316-6969)でファーストアルバムのリリースパーティー「神さま登場dayo♪」を開催する。
同バンドのメンバーはギターボーカル・じゅんさんと、「セクシーでワイルドなドラミングが『エロいメスゴリラみたいだ』」と評されるドラムボーカル・えりーさん。じゅんさんは「GEISAI」で日比野克彦賞ほか数々の受賞経歴を持ち、画家としても活躍する。「the原爆オナニーズ」のTAYLOW(タイロウ)さんや、漫画家・内田春菊さん、村上隆さんが主宰する「カイカイキキ」に所属するアーティストの佐藤玲さん、「少年ナイフ」のなおこさんも同バンドを絶賛している。
2人が参加したアートイベント「GEISAI2004」で、じゅんさんが曽我部恵一賞を授賞したのをきっかけに3人の交流が始まる。2006年元旦にえりーさんとじゅんさんがバンドを結成し、曽我部さんが「神さま」と命名した。2007年11月には自主制作音源「神さま」の発売を開始し、激しいライブパフォーマンスで若者の間で話題になる。昨年、「神さま」のライブを見た曽我部さんが感動したことから、アルバムを製作し「ROSE RECORDS」から発売することが決定。今年5月18日にファーストアルバム「神さま登場」をリリースした。
リリースパーティーの出演者は、ジョニー大蔵大臣さん(Gu&Vo)、セクシーパスタ林三さん(Violin&cho)、アナーキー吉田さん(Dr&cho)の3人で構成されるバンド「水中それは苦しい」。ゲリラライブやJ-WAVEの生放送飛び入りライブなどでも話題を呼び、ロックファンのみならず、さまざまなジャンルの著名人から支持されている。
ゲストには「決意」で人を笑わせる芸人・清水宏さんを迎える。故・忌野清志郎さんのシークレットライブのオープニングアクトを務め、10分の出演時間を大幅にオーバーし、30分間手拍子だけで開場を爆笑の渦に巻き込んだ数々の伝説を持つ「ハイテンション芸人」。
えりーさんは「『高円寺20000v』といえば、数多くの伝説を残す高円寺でもナンバーワンの老舗ライブハウス。演奏もしやすい環境で、駅からも近い最高の場所。終わってからは朝までやっている飲み屋もいっぱいある高円寺。ここでやらずして、どこでヤル!といった感じ」と意気込みを見せる。
じゅんさんは「2人の掛け合いでロックのユーモアとファンタジーを感じてほしい。僕らはシリアスなのはできない。キッズを振り向かせる音楽をやっている。12日のライブも、いつも通り楽しませます」と話す。
開催時間は19時~。チケットは、前売り券=2,000円、当日券=2,300円(どちらも要1ドリンクオーダー)。