井の頭公園側の住宅街に位置する「Gallery Face to Face(ギャラリー ・フェイス トゥ フェイス)」(武蔵野市吉祥寺南町1、TEL 0422-70-0885)で9月5日、画家・船山佳苗(ふなやまかなえ)さんの作品展が始まる。
船山さんは武蔵野美術大学出身の日本画家。「道のある風景」をモチーフに、解放感や希望をテーマに作品を発表している。「伸びやかな線やシャープな形が、記憶の中にある風景を思い起こさせる。和紙に岩絵具ならではの美しい色彩と具象的なイメージにも抽象的な構成にも見える画面が、新しい日本画の可能性を感じさせる」(同ギャラリーのディレクター山本清さん)。
山本さんは「船山さんの作品の特長は力強さとスピード感。思い切りの良い筆さばきに思わず引き込まれてしまう。特有の明るさも魅力のひとつで、今回は昨年の当ギャラリーでの個展作品以上に解放感と柔らかさが加わった。見る事で気持ちが晴れ晴れする作品なのでぜひ会場で出会ってほしい」と話す。
店内には約15点を展示し、販売も行う。価格は1万4,000円~30万円(額装付き)。そのほか、14作品のポストカード(150円)なども販売。
開催時間は13時~19時。水曜休廊。今月20日まで。