映像作家・鷺山啓輔(さぎやま けいすけ)さんの展示「明滅して刻画」が、カフェやライブラリーブースを併設したアートスペース「Art Center Ongoing(アートセンター・オンゴーイング)」(吉祥寺東町1、TEL 0422-26-8454)で開催されている。
鷺山さんは、武蔵野美術大学・映像学科を卒業。2001年には東京郊外、拝島で若手作家企画・運営による美術研究・展示活動・出発地として「HOMEBASE」設立した。個展やグループ展を行い、数々の映画祭にも参加している。
同展では、洞窟(どうくつ)の壁に刻まれた刻画から受けたインスピレーションを元に制作してきた新作を発表。映像と写真を合わせて約20作品を展示する。
鷺山さんは「今後なくなっていくであろう、スライドプロジェクターをメーンに使った展示なので、このプロジェクターだけでも見る価値があると思う。スライドと写真を中心とした、ちょっとアナクロなフィルム・インスタレーションをぜひこの機会に体験しに来てほしい」と話す。
オープニングパーティーを今月10日に、「シネマチック・スライド・ショー」を同18日に開催するほか、同17日には同アートセンター・ディレクターの小川希さんとのトークショーも予定している(予約制・先着30人)。
営業時間は、ギャラリー・ライブラリーブース=12時~21時、カフェ=12時~23時。今月18日まで(期間中、13日・14日は休業)。