12月16日、JR三鷹駅にエキナカ商業施設「Dila(ディラ)三鷹」(1期)が開業する。運営は東京圏駅ビル開発(渋谷区)が手がける。
場所は改札内・外のコンコースで、総店舗面積は約1,380平方メートル。三鷹駅では開業に合わせ、改札内に人工地盤を新設、4階部分を増築するなどの工事を進めてきた。駅構内は「駅のオアシス空間」をコンセプトに、自然が数多く残る「三鷹」のイメージを反映させた開放的な雰囲気の空間になるという。
施設内には「ベーシック」「ナチュラル」「オリジナリティー」をキーワードに、エキナカ初出店10店舗を含む約25店舗が出店。エキナカ初出店となるクイーンズ伊勢丹(新宿区)は改札階に、「少量サイズ」の総菜などを取りそろえたコンパクトタイプのショップ「QUEEN’S I MITAKA」をオープンする。同フロアにはそのほか、総菜店やスイーツ店、新生銀行(ATM)などが並ぶ。
4階には、南青山のスイーツ店「A.R.I」のレシピを使用したマフィン専門店「マフィナリーズ」や軽井沢発のグローサリー&雑貨店「セルフィユ」のほか、飲食店、書店などがオープン。エスカレーター脇には月替わりの「雑貨ワゴン」を据え、中央線沿線の店舗から集めたステーショナリーやアクセサリーなどの生活雑貨を展開する。
開業は3段階で行われ、12月の15店舗に続き、来年3月をめどに残り4店舗をオープンした後、既存コンコースの美化工事を順次手がけ、店舗開発を進める考え。売り上げは年間約24億円を見込む。