
武蔵野市八幡町にある民家(八幡町3)で8月9日~11日の3日間、武蔵野美術大学の学部生と院生による展覧会「テーマハウス」が開催される。
期間中、学生の絵画と彫刻の作品を展示し、その作品を元に俳優と演出家が演劇の脚本を構築し、俳優が演じる。企画・演出を担当する同大造形学部彫刻学科3年の岸本悠生さんは「テーマパークの仕組みを展示会に応用した没入型の展覧会」と紹介。来場者は、芝居を演じている役者と時には対話をすることもできる。
岸本さんは「アミューズメントパークで行われているアトラクションとスタッフの関係性は、そのアトラクションやエリア全体の世界観を言葉での説明ではなく、その世界観の住人としての演劇を行うことで感覚的にテーマパークのお客さまに伝えており、そのアトラクションとスタッフの関係性を、美術作品と役者に置き換え、パークではなくハウスで行うのでテーマハウスとした」と話す。
「昨今の美術の展示会はお金をかけた大規模なものやコンセプト重視の理論的なものが多く排他的なところが気に食わない。お金も権威も権力もない学生が、文字ではなく感覚的に作品の説明を、美術に興味のない人でも楽しめるように伝える展示会を企画した」とも。
開催時間は11時~19時(13時~14時は昼休み)。20分ごとの入れ替え制。入場料は、前売り=1,000円、当日=1,200円。予約優先、専用フォームで受け付ける。8月11日まで。