京都発「クニャーネの店吉祥寺店」（武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-27-2257）が吉祥寺・平和通り沿いにオープンして、3月12日で1カ月がたつ。経営は柳田武博企画（港区）で、有楽町店に続き2店舗目。

看板商品のクニャーネ

　クリーム色を基調にした店の壁にはクニャーネのイラストを描く。店舗面積は8坪。出展場所に吉祥寺を選んだ理由として、同社の柳田武博社長は「昔、自分が住んでいた街だということもあり、首都圏に出す際には、吉祥寺に店を出したいと以前から思っていた」と話す。開店から約1カ月がたつ現在も連日、行列ができている。

　クニャーネは、京都府宇治市にあるベーカリー「京都 たま木亭」オリジナルの看板商品。酵母を使ったシンプルな生地を長時間寝かせ、特殊な折り込み技術により、焼き上げた際に「独特の質感」が味わえるのが特徴だという。生地には砂糖をあめ状に練り込み、たっぷり使うバターの香りと共にザクザクした食感も楽しめる。中央に詰まったクリームは、生クリームを合わせたフレッシュなカスタードクリーム。注文を受けてから、一つ一つ搾り入れている。

　商品は、クニャーネ（350円）とチョコクニャーネ（420円）の2種のみ。

　「住みたい街ランキングにも選ばれる吉祥寺は、多くの人でにぎわう街。そんな吉祥寺でたくさんの人に、出来立てのクニャーネを楽しんでもらえたら」と呼びかける。

　営業時間は11時～21時。