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吉祥寺のギャラリーバー「チャーチウッド」が5周年 記念のカクテルも

吉祥寺・西三条通り沿いのマンション2階で営業する「GALLERY BAR CHURCHWOOD」の入り口

吉祥寺・西三条通り沿いのマンション2階で営業する「GALLERY BAR CHURCHWOOD」の入り口

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 吉祥寺エクセルホテル東急裏・西三条通り沿いのマンション2階でカクテルなど酒や料理を提供し、クリエーター作品を展示するギャラリー「GALLERY BAR CHURCHWOOD(チャーチウッド)」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-27-2205)が9月9日で5周年を迎えた。

ビル2階にある「CHURCHWOOD」の看板と入り口のドア

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 運営は、同店でアーティスト「CHIVA」として作品を展示・販売する千葉陽介さんが代表を務める「Churchwood」(狛江市)。千葉さんが「作家活動を続けながら、作家と共に作品と酒を楽しむアーティストコミュニティーを作りたい」と友人の村松庸平さんに声をかけ、2018(平成30)年にオープンした。

 会社名と店名に使う「CHURCHWOOD」は、「どんな状況でも静かにたたずむ大樹(=wood)と、誰でも両手を広げて受け入れ、応援して、支えになる教会(=Church)を合わせて作った造語」と千葉さんは話す。「つまらなくても大切な存在の木のように愛のある場所にしたい」との思いを込めたという。

 「作品について盛り上がる場所があれば、アートを好きになったり、自分でやってみたり、買ったりする人が増え、新しいアートが生まれる。アーティストを応援することで、アートの世界を盛り上げたい」と始めたが、「オープン当初は友人にも白い目で見られ、誰も来ない日が3日間続くこともあり、存続の危機に苛(さいな)まれた」と振り返る。「店が軌道に乗るタイミングでコロナ禍になり、客足が遠のいたことにも苦労した」とも。

 「緑に覆われた外観が店名に合う」と決めたビルの2階にある同店の店内は黒を基調にした落ち着いた雰囲気に仕上げ、バーカウンター席とソファ席、テーブル席を用意する。作品の展示スペースは窓側に設け、写真や絵画などは壁に飾る。常設展示は写真家・高島空太さんの作品やアーティストCHIVのシルバー925製マッチ箱、YOU/GOU(ヨウゴウ)のハンドメードアクセサリーなど。

 メニューは、トルティーヤチップスサルサソース付き(600円)、焼ミックスナッツ(400円)、生チョコ3ピース(300円)など。スイーツはガトーショコラ(600円)を用意する。土曜限定で、料理人のこうたさんが生地から作る「俺のトマトピザ」(1,200円)、「タコライス」(1,100円)など。

 ドリンクは、ビール、バーボン、クラフトジン、ワイン(ボトル)などを用意。カクテルは700円からで、ジンバック、ルシアンコーク、テキーラコーク、スプモーニなど。ソフトドリンクはオレンジジュース、ウーロン茶、コーラなど(以上500円)、ホットコーヒー(580円)、アイスカフェオレ(650円)など。(価格は全て税別)

 5周年記念で、店をテーマにした特別作品展の開催を呼びかけたところ、2週間で20人弱の作品が集まった。アーティストに加え、常連客も参加。写真家・高島空太さん、画家Risacoさん、YOU/GOU(ドレス)、ネイリスト、セラピスト、鍼灸師鍼灸(しんきゅう)師、眼鏡店などが出品した。千葉さんは造形作品、こうたさんは大型ディスプレーにグラフックアートを表示。店長でバーテンダーの村松庸平さんは、ハブのリキュールとライチ、コーラ、ライム、ペパーミント、スターアニスを使ったオリジナルカクテル「churchwood」を作った。記念展示会の後もレギュラーメニューに加える。

 「定期的に来店するお客さまに支えられ、何とか5周年を迎えることができた。今ではお客さま同士の仲も深まり、新しい仕事が生まれることもある」と千葉さん。「チャーチウッドはアーティストだけが集う店ではない。世代を問わず、お互いの個性を尊重し合い、心地良い調和が生まれ、吉祥寺の片隅に集う人の人生に少しでも力を与えられる店でありたい。誰でも気楽に足を運んでもらえれば」と来店を呼びかける。

 営業時間は17時~24時(10時~16時30分は「珈琲笠間」が営業)。木曜定休。9月30日まで。

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