「第9回吉祥寺御縁地蔵 地蔵盆 縁日」が8月26日、吉祥寺の複合施設「吉祥寺じぞうビル」(武蔵野市吉祥寺南町1)で開催される。
主催は「カフェゼノン&ゼノンサカバ」(同南町2)などを運営するじぞう屋。地蔵盆は主に関西や近畿地方で古くから地域で行われてきた行事。地蔵菩薩(ぼさつ)が子どもの守り神として信仰されていることもあり、子どもたちが集まって地蔵に手を合わせたり、縁日を開いたりするという。
同施設もビル建設の際、京都の鈴虫寺の名前で親しまれている華厳寺が開眼供養した「吉祥寺御縁地蔵」を建立したことをきっかけに、2013(平成25)年から毎年1回、「地蔵盆」と題したイベントを開いてきた。
同社執行役員の石橋ケンタロウさんは「昨年は3年ぶりとなったが、コロナの影響で射的や人形すくいなどのゲームは中止となり、法要とくじ引きだけ行った。それでもコロナ前よりも多い300人を超える子どもたちが元気に集まってくれた」と話す。
「毎年来てくれている子どもたちもいて、3年ぶりに会って大きくなっている姿を見るのは感慨深かった。コロナで窮屈な生活を強いられている中で、少しでも楽しいことを探しているような印象もあった」とも。
今回の縁日では射的や人形すくい、千本くじ、輪投げ、スーパーボールすくいコーナーを用意する。飲食ブースではかき氷をはじめ、タピオカドリンク、フランクフルト、唐揚げ、じゃがバター、ビールなどを提供する。円周12メートルの巨大な数珠を車座になって回す行事も行う。駄菓子の詰め合わせや、バルーンアートを進呈する企画も用意する。
石橋さんは「今年は通常開催なので思い切り楽しんでもらい、夏休みの一つの思い出になればうれしい」と期待を込める。
開催時間は13時~16時30分(法要は13時30分から)。雨天決行。