吉祥寺の複合施設「吉祥寺じぞうビル」(武蔵野市吉祥寺南町1)で8月20日、「第8回 吉祥寺御縁地蔵 地蔵盆『縁日』」が開催される。
過去に行った「吉祥寺御縁地蔵 地蔵盆『縁日』」で大きな数珠を回す子どもたち
主催は「カフェゼノン&ゼノンサカバ」(同南町2)などを運営するじぞう屋。同ビルは2011(平成23)年、同社設立と併せて自社ビルを建てる際、「吉祥寺の街を盛り上げていくきっかけがつくれるようなビル」を目指し、そのシンボルとして地域の守り神となるよう「吉祥寺御縁地蔵」を建立した。
地蔵盆は主に関西や近畿地方で古くから地域で行われてきた行事。地蔵菩薩(ぼさつ)が子どもの守り神として信仰されていることもあり、子どもたちが集まって地蔵に手を合わせたり、大きな数珠を回して健康を願ったりするという。同社執行役員の石橋ケンタロウさんは「『吉祥寺御縁地蔵』は京都の鈴虫寺(華厳寺)に開眼供養していただいている。地域とのつながりづくりにもなればと、2013(平成25)年から毎年1回供養を込めて始めた。毎年たくさん集まってくれる子どもたちの成長を見守るような良いイベントに育っていると感じる」と話す。
コロナ禍で3年ぶりに行う。当初は射的や人形すくい、輪投げなどの縁日ゲームや、かき氷など飲食屋台の設置などこれまでと同様の規模を予定していたが、感染拡大の状況から法要と焼香のみ実施。併せて短冊に願い事を書いた子どもを対象に駄菓子の詰め合わせとくじ引きを1回分進呈する。
石橋さんは「安心安全に皆さんと3年ぶりに会えるのを楽しみにしている。地域の方々とさまざまな縁を深めてつながっていけたら」と期待を込める。
開催時間は13時~15時(法要は13時30分~)。雨天決行。