「吉祥寺かるた」の第3版「吉祥寺かるた ver.1.2」が7月1日、販売される。
吉祥寺でよく知られているスポットやモノなど街の魅力、「あるあるネタ」を絵札とともにユニークなフレーズと解説で紹介する同商品。製作会社の「クラウドボックス」は2009(平成21)年から武蔵野市内に拠点を構え、「吉祥寺のデザイン会社」をキャッチコピーに掲げる。「吉祥寺かるた」は2019年、吉祥寺での活動10周年をきっかけに街への感謝を込めて開発した。2021年度グッドデザイン賞では「コミュニティづくりの取り組み・活動」のカテゴリーで受賞、審査員による「私の選んだ一品」にも選出された。
2020年12月、「ゆ」の札に描かれていた店舗が閉店したため、読み札と絵札、パッケージを新たにした第2版「吉祥寺かるた ver1.1」を製作した。今回は初版の「ぬ」、第2版の「ゆ」の札をアップデートする。
社長の徳永健さんは「閉店や街の状況変化に合わせ、前回同様SNSを通じて新しい読み札を募集した。『ゆ』も『ぬ』もなかなか難しいお題だったが、吉祥寺の今を表現する『進化するご当地かるた』として吉祥寺の生きた魅力を発信できたら」と話す。
価格は2,000円。「吉祥寺かるた」を持っている人に向けた、「ぬ」と「ゆ」の札のみ入った「吉祥寺かるた進化パック2022」(500円)も用意する。同パックには付録として「キチモンシール」、新たな遊び方や楽しみ方を提案する「ブーストルール」、かるたに登場する「キャラクター図鑑」を付ける。
徳永さんは「吉祥寺の名所・名店が持つ個性をモンスターとして表現した『キチモンシール』は4種類目となる新キャラを追加した。街の姿の移り変わりと共に、これからもかるたを通して地域愛とコミュニティーを育てていけたら」と意気込む。