テークアウト専門でグルメバーガーを提供する「BEX BURGER(ベックスバーガー)」(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-27-1616)が5月15日、吉祥寺のダイヤ街沿いにオープンした。
食に関わるサービスを提供する「GYRO HOLDINGS(新宿区)の関係会社で、「ひもの屋」「北の家族」「レインボーハット」などの飲食業態を展開する「subLime」(新宿区)が経営する同店。コロナ禍の影響がグループ全体の収益に及ぶ中、時代の流れに合わせた新ジャンルを立ち上げたいとハンバーガー事業を発足した。吉祥寺が初出店となる。
出店場所に吉祥寺を選んだのは、GYRO HOLDINGSの花光雅丸社長が2006(平成18)年、吉祥寺第一ホテル裏で屋台バー「subLime」を始めた創業の地だったことから。「BEX」は「BEST EXPERIENCE(最高の体験)」のことで、「ファストフードだけどグルメバーガー」という「安さとおいしさと楽しさを体験してほしい」とブランド名にした。
広報担当の中嶋真基さんは「グルメハンバーガーは、高級レストランのメンバーが協力して独自に開発した。運営には2019年に統合したカフェ・カンパニーのノウハウを取り入れている」と話す。コロナ禍でのオープンだが、「店内での飲食が無く、店員との接触を極力抑えたオペレーションにしたため、毎日多くのお客さまに来店いただいている」とも。「3年で100店舗を目指したい」と意気込む。
店舗面積は10坪。店内でのスタッフは最大6人。注文は全て店外に設置したタッチパネル式の販売機で行う。支払いは現金、スマホ決済、クレジットカードなどに対応。出てきたレシートを持って「PICK UP」に進むと、注文番号が呼ばれ、窓口から袋入りの商品が手渡される。
メニューは、北海道産バターと国産の卵黄、淡路島産の藻塩などを使ったオリジナルバンズに、オーストラリア産もも肉を使ったパティとフリルレタス、トマトを挟んだ「ベックスバーガー」(346円)。ベックスダブルバーガー(486円)、ベックストリプルチーズバーガー(756円)など。ポテトとドリンクとのセットも販売。バンズとパティだけのシンプルなハンバーガー(162円)も用意する。他に皮付きをカットして揚げたフライドポテト(S=162円、M=302円、L=356円)など。
ドリンクはシェイク(バニラ・ストロベリー=205円)、「パナマゲイシャ」を配合したオリジナルブレンドのコーヒー(ホット・アイス=194円)、ホームメードレモネード(194円)など。
中嶋さんは「吉祥寺は若者だけでなく、幅広い世代が集まる活力あふれる街。週1回は食べてもらえるよう吉祥寺のライフスタイルに根付く店にしていきたい」と意気込みを見せる。
販売は6時~翌3時(3時~6時はメンテナンス)。