東急百貨店吉祥寺店（武蔵野市吉祥寺本町2）が来年1月2日の初売りに先立ち、福袋の内容を発表した。

「平成最後部門」銀賞の「平成30年間の味わいに浸る！ヴィンテージワイン福袋」（イメージ）

　1934（昭和9）年渋谷に開業した東急百貨店は、2019年に創業85周年を迎える。今回初の試みとして福袋のアワード「福袋セレクション」を実施し、最も世相を反映した福袋を厳選し、提供する。2018年、ロシアで開催されたサッカーワールドカップの話題にちなんだ「ハンパない部門」と、来年新元号がスタートすることから「平成最後部門」の2部門を設定した。

　担当者は「当百貨店創業85周年、また平成30年の節目に、より世相を反映した福袋を用意しようと実施した。これまで書類でやり取りすることも多かったが、セレクションを実施することでより多くの意見に触れ、福袋のレベルアップにつながった。福袋の達人であり『福袋ニュースカレンダー』管理人のMOMOTAさんにもアイデアをいただいた」と話す。

　バイヤー、各店企画担当者から全30種の福袋が集まり、金・銀・銅を上位3商品に授与した。同店では、「ハンパない部門」金賞を受賞したハンパなくキレイな「ヨガ世界チャンピオン三和由香利さんのレッスン＆＜東京西川＞快眠寝具セット福袋」（5万4,000円）を扱う。日本人初のチャンピオン三和さんによる1時間程度のヨガレッスン1回と、「東京西川」の健康寝具をセットにした。先着順で5点限定。

　同じく銅賞の新鮮食材がハンパない「FARMERS BBQ 産地直送！猪（いのしし）肉＋農家の食材詰め合わせ福袋」（1人4,500円）は同店のみの販売で、新鮮野菜や猪の丸焼きなどジビエBBQが味わえる。4～50人で店頭応募し、後日抽選する。50人限定。

　「平成最後部門」からは銀賞の「平成30年間の味わいに浸る！ヴィンテージワイン福袋」（30万円、価格は全て税込み）を提供。フランスやイタリア、カリフォルニアの有名銘柄など平成元年の1989年から30年間のヴィンテージワインを30本セットにする。先着1点限定。

　担当者は「近年、食料品の福袋の人気が高く午前中に完売するものも多数ある。長期保存可能な福袋もあるほか、ファミリーでシェアしたり、手土産にしたりするという声も頂く。元の値段がはっきりしているので、お得感が分かりやすいことが人気のポイントなのでは」と話す。

　「地域唯一の百貨店であることへの安心感もあり、内容が充実していれば、たとえ価格が高い福袋でも満足してお買い求めいただいている。地域の幅広いニーズを満たすべく、手頃な価格の食料品福袋からプレミアム価格の福袋まで、品ぞろえ豊富な『百貨店の福袋』をそろえている。当『福袋セレクション』も楽しんでいただければ」と来店を呼び掛ける。

　初売りは1月2日10時～。