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三鷹で高松明日香さん個展 東京の美術館で初の大規模展示

高松明日香「自分が何度も映る」(部分)2017年

高松明日香「自分が何度も映る」(部分)2017年

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 三鷹駅に直結した商業施設「CORAL(コラル)」(三鷹市下連雀3)5階の「三鷹市美術ギャラリー」(TEL 0422-79-0033)で現在、「届かない場所 高松明日香展」が開催されている。

高松明日香「不死身」2017年

 画家の高松さんは1984(昭和59)年香川県高松市生まれ。尾道市立大学大学院美術研究科美術専攻を修了後、2009年猪熊弦一郎現代美術館造形スタジオ(香川県丸亀市)での初個展を皮切りに、地元や岡山を中心に展示会を開いてきた。東京の美術館では初の個展となる同展では新作を含む計164点を展示し、これまでで最大規模の展示となる。

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 学芸員の大竹ゆきさんは「以前当ギャラリーで展示した画家、依田洋一朗さんが参加した高松でのグループ展に伺った際、展示されていた高松さんの作品を見て、ぜひ展示会ができたらと思った」と開催のきっかけを振り返る。

 「高松さんは身近な風景や映画のワンシーンなど、目にしたものの中から自分が気になったシーンや『日常の中で何か引っかかる場面』を描き続けている。今回は、これまで展覧会ごとにテーマを決めて描いてきた作品を一度バラバラにし、新しい組み合わせで構成して展示した」と話す。

 再構成した27組には「ここではない」「最後にこちらを向いた人」「見えるけれど行けない」など、それぞれタイトルが付く。「隙間なく並べるなど過去の作品の新しい見せ方を模索してきた中で、タイトルを付け、一つの新たな作品のまとまりとして見せることで、隣り合った作品同士の関連性や作品の間の余白などから、また違った物語が展開するように感じられるのでは」と大竹さん。

 「風景の独特な切り取り方、青みがかった色合いで描かれたモチーフは誰にでも身近で、何かを思い出させてくれるようなものでは。日常から少し離れて絵を楽しむ中で、いろいろと想像したり自分の内面と向き合ったりゆっくりと過ごしていただけたら」と来館を呼び掛ける。

 開館時間は10時~20時(入館19時30分まで)。月曜と9月19日、10月10日休館(9月18日、10月9日は開館)。観覧料は、一般=600円、65歳以上・学生(高・大)=300円ほか。10月22日まで。

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