吉祥寺の井の頭恩賜公園(武蔵野市御殿山1、TEL 0422-47-6900)で東京都井の頭自然文化園の分園となる水生物園への入り口「七井門口」右側に植えられているシダレザクラが満開を迎えている。
公園内の随所で満開のシダレザクラを見ることができるが、同園案内所の担当者によると、「ボート乗り場前の広場にある大きなシダレザクラはまだ一分咲き」だという。
東京都心の桜は4月2日に満開と報道された。「桜の開花は天候次第で今年は例年よりも遅いが、井の頭池周辺の桜はまだ五分咲き。井の頭公園では大体2、3日遅れて満開となることが多い。園内にはいろいろな種類の桜の木があるため満開の時期は異なる。これからしばらくは咲く花を楽しめる」とも話す。
桜の見どころは七井橋から見る井の頭池だけでなく、ボート乗り場を過ぎて狛江橋がかかるひょうたん池の周りや弁天様を本尊とする井の頭弁財天の境内にもある。ここから御殿山の雑木林を約300メートル超えて吉祥寺通りを渡った先にある動物園内でも8万2500平方メートルの広さの中に桜の花を愛(め)でることができる。