吉祥寺に2月1日、「ATELIER MOKUBA(アトリエ木馬)吉祥寺ギャラリー」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-27-6455)がオープンした。
同店は関家具(福岡県大川市)が展開する一枚板ブランドの専門店で、同店は12店舗目。バイヤーが世界各国で丸太を買い付け、製材や乾燥、加工、販売、アフターメンテナンスまで自社で一貫して行っている。
店舗面積は57坪。店内には100枚ほどの一枚板が並ぶ。屋久杉やケヤキ、パープルハートなど約35種類を、主にダイニングテーブルやデスクとして提案。店内には脚や椅子、じゅうたんなどのアイテムもそろえ、使用空間を具体的にイメージしながらオーダーすることができる。仕上げ加工をしていない原木から選び、塗装や寸法など一から相談することも可能だ。
店長の後藤さんが同店オープンにあたりこだわったのは「木と向き合える店づくり」だという。「一枚板になるのは樹齢200年以上の木で、中には1000年以上のものも。長い年月をかけて育まれた木のストーリーを感じてほしい」と塗装前の木材見本を置き、木が持つ質感や香りに触れられるコーナーを作った。端材を使ったワークショップも毎月開催。置時計やスツールなど月ごとにテーマを変え、木を削る体験などをしながら作ることができる。
「同じ丸太から切り出した板でも切る方向によって木目や色なども変わり、一つとして同じものはない。中でも当店では個性的なものを集めている」と後藤さん。「一枚板は世代を超えて長く引き継いでいけるもの。実際に見て、触れて、その温もりを感じながらお気に入りの一枚を選んでいただけたら」とも。
営業時間は11時~20時。