吉祥寺の井の頭通り沿いに寝袋を中心に取り扱う店「nap produce by NANGA(ナップ プロデュース バイ ナンガ)」(武蔵野市吉祥寺本町3、TEL 0422-27-5639)がオープンして1カ月がたった。
NANGA(滋賀県米原市)は創業74年の国産「羽毛商品」メーカー。2015年にオープンした自社初の直営実店舗「NANGA SHOP TOKYO」(目黒区)に続く2号店として同店を開いた。社名の「NANGA」はヒマラヤにある8000メートル級の高峰「ナンガパルバット」から引用、店名の「nap」は「昼寝・横になる」の意味がある。
寝袋は、100%海外から輸入した羽毛を国内で洗浄・精製加工したものを使用。羽毛本来の温湿度調整機能が高く、軽くて丈夫な作りが特徴という。スタッフの加藤さんは「登山やキャンプをする方だけでなく、普段縁がない方にも寝袋を知ってもらえたら」と話す。
店内には形や生地、ダウンの量などが違うさまざまなタイプの寝袋を用意。国内自社工場のメリットを生かし、破れやファスナー交換などの修理も永久保証、無償で対応するという。「自宅での洗濯方法を紹介したり、預かってクリーニングしたりすることもできる」と加藤さん。
マットや収納する袋など関連商品のほか、オリジナルのダウンジャケットやパンツなどアパレルも扱う。「吉祥寺は大手メーカーや個人店などアウトドア用品を扱う店が集まっているエリア。寝袋というニッチな商品を扱う店も受け入れられるのではと出店を決めた。近頃は防災用に求める方もいる。寝袋に入って実際に暖かさや寝心地を試してもらえたら」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~20時。月曜定休。