吉祥寺の弁天湯（吉祥寺本町2、TEL 0422-22-8307）で新年を迎えた1月3日、「新春朝風呂」が行われる。入浴先着100人に干支（申）せっけんを配る。市内在住で60歳以上の人は無料となる。「地方へ働きに出掛けている人が年末に吉祥寺に戻ってきたときに朝風呂を楽しみにしている」と番台さん。

　市内に銭湯は6カ所あるが、そのうち3カ所も朝風呂を行う。2日は三谷湯（西久保2）、境南浴場（境南町3）、3日はよろづ湯（本町1）。虎の湯（八幡町3）と武蔵野浴場（緑町1）では行わない。

　同湯の開業は1946（昭和21）。当初は現在東急百貨店がある場所だったが、1970（昭和45）に藤村女子中学・高等学校の隣に移転してから50年近く営業を続けている。吉祥寺駅から徒歩約7分。住宅街の中にあるので気軽に立ち寄れる。

　昔ながらの広い湯船と壁に描かれた富士山の絵が特徴で季節ごとにレモン湯（2月）、しょうぶ湯（5月）、ゆず湯（12月）なども楽しめる。2006年から2011年までは銭湯独特の高い天井や音響の良さを利用して音楽ライブを行うイベント「風呂ロック」の会場として使われていた。

　営業時間は15時40分～23時。新春朝風呂9時～14時（入浴終了）。１日、2日は休業。木曜定休。入浴料は大人460円、中人180円、小人80円。