三鷹駅前の「みたか観光案内所」(三鷹市下連雀3、TEL 0422-40-5525)で、三鷹市をモチーフにしたカルタ「みたカルタ」の販売が始まった。
「みたカルタ」は、三鷹市在住のイラストレーター小坂タイチさんが個人で出資し制作した、三鷹の様々なスポットやアイテムが登場するご当地カルタ。
制作にいたった経緯について「三鷹市は緑も多く、中央線沿線で交通も便利で、商店街や路地、畑など古き良き風景も多く残っている。街の人も親しみがあり、地域のつながりも強く、色々なものが揃った非常に住みやすい街。しかしながら私は個人的に、様々なものが揃っているが故に街としての強い個性や一貫したアピールが少ないという、良い意味でも悪い意味でも『優等生すぎる街』であると感じていた。そんな中ご縁があり、私は三鷹市の観光企画委員会に参加させていただくようになった。そこには観光を切り口に何かアクションを起こしていきたい、街を盛り上げたいという熱い想いを持った人達が集まっており、私自身もイラストレーターとしてできることをクライアントワーク以外のプロジェクトとして起こしていきたいという想いから『みたカルタ』を制作した。三鷹はいろんなものが揃いすぎていて個性がないと思っていたのですが、そこを個性と捉え、様々なモチーフをちりばめた。メジャーなネタからディープなネタにユーモアも加え、楽しいカルタができたのではと思っている」と小坂さん。
特に気に入っている一枚を尋ねると「どれも思い入れが強いのですが、選ぶとしましたら『り』の『りくばしから見る富士山』。関西から三鷹に引っ越してきたとき、当時は上連雀に住んでおりまして、小さかった娘と電車を見に行ったとき、たくさんの線路の上をまたいだ陸橋からの景色に驚いて、たまたまそこから見えた富士山にさらに感動したのを覚えている」と教えてくれた。
「今回のカルタは『三鷹の新しい観光アイテムの創造』をテーマに制作しましたので、ネット販売等は行わず『駅前の観光案内所』などで、三鷹に来た人だけが買える土産品として販売。市民の方はもちろん、三鷹に来た記念のお土産に楽しんでいただけたら」とも。
価格は1,500円(税抜)。限定200個。無くなり次第販売終了。また、2月16~22日まで「cafe hi-famiglia(カフェ・ハイファミリア)」(三鷹市下連雀3、TEL 0422-38-8311)で原画展の開催を予定している。