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6月の新作が話題-吉祥寺カウンター蕎麦屋「一夢庵」

6月の傾奇蕎麦を熱心に語る、店主の高田伸之祐さん

6月の傾奇蕎麦を熱心に語る、店主の高田伸之祐さん

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 吉祥寺駅公園口・井の頭公園手前にある、「一夢庵」(武蔵野市吉祥寺南町1、TEL 0422-76-1765)の月替わり「傾奇(かぶき)蕎麦」が地元で話題を呼んでいる。

「ほっき貝の変わり混ぜ蕎麦」(980円)

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 毎月、店主である高田伸之祐さん(29才)のこだわりから生まれる創作蕎麦のシリーズ25作目がいよいよスタート、「ほっき貝の変わり混ぜ蕎麦」(980円)。広島産牡蠣のオイル漬けをヒントに蕎麦との組み合わせを思いつき、素材を牡蠣からムール貝、そしてほっき貝と季節で変化させ試作を続けること半年。さっぱりした蕎麦と油の味加減を突き詰め、誕生した自信作だという。伝統の蕎麦の世界で、新しいメニューを生み出す秘密は、「ルールにとらわれない思いつき」という。常に数十種類のメニューを併行して考え、チャレンジした数はのべ千種類を超えるそうだ。

 「江戸の蕎麦屋は近所の人が集まる居酒屋」だった。「それが理想」と高田さんが語るように、店は酒と肴を楽しむ語らいの空間として気分まで安らいでしまうと人気。蕎麦屋では珍しいカウンター席メインの客席構成で、店舗面積は9坪、カウンター8席、小上がり6席の佇まい、お客様との距離は1メートルもないしつらえが心地いいとの評判も。

 高田さん自ら蔵元を歩いて仕入れた日本酒や築地、大田の市場で仕入れたばかりの素材の話が楽しいと街の人の声。お客様との会話からメニューにない即興料理を出すことも多々あるそうで、高田さん自身がそれを楽しんでいるとのこと。

 6月限定メニュー、「傾奇蕎麦」の新作をより多くの人に知ってもらおうと、優待企画が実施されている。高田さんは、「誰でも気軽に入れる蕎麦屋なので、特に若い人にも“蕎麦屋でお酒”という楽しみ方を知ってほしい」と語る。

 営業時間は、11~15時・17時~22時。水曜定休(19日より木曜定休)。

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