8月10日に西荻窪エリアの商店街から50あまりの店舗が参加するスタンプラリー「夕市」(各月1回)が開催される。企画のひとつに、西荻観光案内・夏休みツアーがある。企画したのは「西荻案内所」(杉並区西荻北3、TEL03-6454-7663)。
「西荻案内所」は以前から「駅前案内所」と名乗り西荻窪の街案内などを独自に行っていた「茶舗あすか」の渡邉惠子さん、タウンペーパー「西荻丼」の前編集長でデザイナーの奥秋圭さん夫妻、「青空亭」というユニットで活動するイラストレーターのチャンキー松本さん夫妻の5名が中心となり、西荻窪の拠点となる場所を作ろうと今年3月にオープンした。同案内所の活動は街案内や店舗案内はもちろん、「西荻まち歩きマップ」の作成や街の事を皆で知ろうという「西荻学習会」など多岐にわたる。中でもモーニング(7時~11時、500円)は毎日やっており地元の店舗で扱うパンやハム、102歳の安藤久蔵さん焙煎のコーヒーなどがメニューに入っている。「食べた人が美味しかったらそのお店に行ってみようと思ってくれるかと。僕たちの地元愛がつまったメニュー」と所長の奥秋さん。
今回の「夕市」で行う西荻観光案内も恒例の活動のひとつで、毎回テーマがあり過去には「名物おやじツアー」や「お花見くいだおれツアー」などを開催。今回は「夏休みツアー」と題し、西荻窪の店舗でのワークショップを行う。AコースはオリジナルシルクスクリーンTシャツの店「David&Jonathan」でシルクスクリーン体験+ラスク入れ放題。Bコースはキッチン用品等を扱う「雑貨食堂 六貨」でのガラスお絵描き体験+おいりつめ放題(各コース一人1500円、要予約)。その他にも作詞・作曲・振り付けから作った「西荻案内音頭」のパフォーマンス(18時から「夢飯」前で)やチラシ作成・宣伝・材料手配など全面バックアップをした「ピヨトトシャのかき氷」の販売なども行う。
「人と人をつなげるという事をしていきたい。特に世代間を超えることが一番重要だと思っていて、年配の方たちは今も回覧板が情報源だったりしますが、若い人たちはネットがメイン。例えば祭りの神輿を担ぎたいけど誰に言っていいのかわからない若者がいる一方で、神輿の担ぎ手が足らないと困っている町内会があったりする。そこの間に僕たちがいられたら」と奥秋さん。西荻エリアの「コミュニケーション・ハブ」を目指している。
「夕市」は10日15時頃~。西荻観光案内の申込みは「西荻案内所」まで。「西荻案内所」営業時間7時~18時。木曜定休。