吉祥寺の「井の頭恩賜公園」(武蔵野市御殿山1)で10月27日・28日の2日間、「井の頭100祭」が行われる。2017年に開園100周年を迎える同公園への感謝の意を表し、公園に一層のにぎわいを創出、街全体に活力をもたらすことを目的に開催する。
2010年度より、「アートマーケッツ」から改名した同イベント。よりコンセプトを明確にし、運営方法などを一新して「井の頭100祭」としてリニューアル。企画、運営、出演などあらゆる場面で、できるだけ多くの地元団体や学校、アートマーケッツのアートキャストなどに参加してもらい、観覧客も含め、地域全体でイベントを作り上げていくことを心掛けている。
今年のテーマは「芽ばえ~感謝」。「震災後の開催となった昨年は街を元気づけたいという願いを込めて『花』をテーマに開催した。今年は昨年のテーマを受け、花から種が落ち、そこから何かが芽生えていけばという思いを込めている」と井の頭恩賜公園100年実行委員会の中嶋さん。
当日は、サボテン高水春菜バンドによる歌と演奏やTwin Dreamsによるマジックショー、Bli Bagusによるバリ舞踊などのステージパフォーマンスのほか、メーンイベントとして、8人のアーティストがステージ上で一斉にライブペイントを行う。作家と一緒に手作り体験できるワークショップなども企画するほか、「井の頭名物茶店コーナー」では公園内にある茶店が出張営業し、特設企画ブースには「ステージパフォーマー物販ブース」や「武蔵野美術学園ブース」などが並ぶ。
井の頭公園をテーマにしたスケッチコンクールも開催され、27日に描かれスケッチを翌28日に特設パネルに展示する。「みんなで選ぶポスター展」では、一般投票により選ばれた作品が、来年度のアートマーケッツのポスターに採用される予定という。
開催時間は11時~18時30分(雨天中止)。イベントの詳細はホームページで確認できる。