耳の聞こえないスタッフが接客を担当する「サイレント・カフェ」(武蔵野市吉祥寺本町1)は5月20日、吉祥寺「ハモニカ横丁朝市」で無料の手話講習会「ハモニカ横丁でしゅわっち! バリアフリー青空手話講習会」を開催する。
講習会は、昨年10月より月1回ハモニカ横丁朝市に出店する同店と、「ハモニカ横丁朝市実行委員会」のコラボレーションで開催。「吉祥寺の街にバリアフリーの波を広めたい」という同店の思いと、同委員会が取り組む吉祥寺の街の活性化活動から実現した。
会場は、吉祥寺駅前の「ハモニカ横丁内広場」(雨天時は「ハモニカキッチン」2階)。同店の聴覚障がいを持つスタッフとボランティアが講師を担当。公募による参加者や朝市の来場客に、自分の名前や道に迷っている聴覚障がい者を案内する場面などを想定した簡単な手話を伝授する。
開催時間は、8時30分~8時50分、9時~9時20分の2回 (参加者入れ替え制) 。参加者特典として「サイレント・カフェ」の割引チケットも進呈する。定員は各回10 人程度(席があれば飛び入りも可)。
「ソーシャル・デザイン」をテーマに掲げる「第7回ロハスデザイン大賞2012」の「コト部門」にも最終ノミネートされた同店。同18日~20日に新宿御苑(新宿区内藤町)で開かれる「ロハスデザイン大賞 新宿御苑展」(ロハスクラブ主催、環境省共催)では、カフェ事業についてのパネルも展示される。代表の渡辺由貴さんは、「大賞は皆さんの投票によって決定される。20日のハモニカ朝市の後は、新宿御苑にも立ち寄っていただきたい」と呼び掛ける。