吉祥寺の「安養寺」(武蔵野市吉祥寺東町1)大師堂で4月8日、「吉もの市」が開催される。
主催は、吉祥寺在住の母親仲間のネットワーク「吉マムネット」。コアメンバーは現在20人ほどで、子どもの手が離れた母親たちが互いに仕事やボランティアを企画し家庭の外に目を向け、社会復帰を促す活動を行っている。母親だけに限らずシングル女性の参加も増え、ネットワークは広がりを見せているという。
市には、バッグや洋服、アクセサリー、器、イラストなど吉祥寺在住またはゆかりのある作家たちの手作り品を並べるほか、コーヒーやチャイ、焼き菓子、パンなどの飲食ブースも出店。都内の酒蔵の酒が並ぶ利き酒コーナーも予定する。併せて、切り絵作家によるワークショップやカラーセラピー、アロマセラピーなども。
当日は、イラストレーターで詩人のキン・シオタニさんによるドローイングシアターというユニークなパフォーマンスやミュージシャンのタテタカコさんによる弾き語りライブも開催。キンさんは市への出店も予定している。「キン・シオタニさんの出店は今回の目玉。ぜひ立ち寄ってみてほしい」とも。
「昨年の震災より、命を守る母として少しでも何かできることはないか」(同団体の宮島さん)と昨年7月、同会場で詩人・和合亮一さんのチャリティーイベントを開いた。前回の収益は被災地の妊婦が東京で出産をするための「東京里がえりプロジェクト」に寄付。今回のイベントで集まった募金や収益の一部についても、福島県の復興支援のために働く団体への寄付を予定する。「復興支援の輪を広げるために、思想をかざすだけではなく行動することを継続していきたい」と宮島さん。
開催時間は10時~16時。入場無料。ライブは17時~19時30分(開場は16時30分)で、入場料は前売り=2,500円、当日=3,000円。申し込みはメール(kichimono@gmail.com)で受け付けている。