三鷹市立三鷹図書館(三鷹市上連雀8、TEL 0422-43-9151)で現在、「おめでとう88歳 文も絵も 神沢利子展」が開催されている。
「くまの子ウーフ」や「ふらいぱんじいさん」で知られる同市在住の童話作家・神沢利子さんが、1月29日に米寿を迎えたのを記念した同展。「くまの子ウーフ」の手書き原稿や「鹿よ おれの兄弟よ」の構想メモ、雑誌に掲載されたイラストの原画、キャンドルなどの趣味の手作り作品などを展示。館内のあちこちに、作品に書かれた印象的な言葉やオノマトペ(擬音語・擬態語)などを掲示している。
誕生日当日の1月29日には同館で誕生会も開かれ、神沢さん自ら、「くまの子ウーフ」と「ふらいぱんじいさん」を音読。約60人の市民が集まり米寿を祝った。
昨年11月には、これまで神沢さんが描きためてきたスケッチや自身の作品につけたイラストなどを集めた「TOSHIKOらくがき帳」(ぶんしん出版)も出版された。今回はその中で掲載している絵の原画も紹介している。
同展を担当する同館の宇山陽子さんによると、近隣からだけでなく岡山など遠方からの来館者がいたり、北海道から問い合わせの電話もあったりしたという。「神沢ワールドの裾野の広さを実感できた」とも。
開館時間は9時30分~20時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。月曜・第3水曜休館。2月26日まで。