吉祥寺・五日市街道沿いの「リベストギャラリー創」(武蔵野市吉祥寺東町1、TEL 0422-22-6615)で9月15日より、「中沢しのぶ個展 FLOWERS AND MYTHS」が開催される。
中沢さんは1969(昭和44)年長野県生まれ。1999年には東京芸術大学デザイン科博士課程を満期修了。アクリルや水溶性絵の具でデザイン的な植物画と人物画を中心に描き、個展・グループ展を精力的に開催。「生活に絵画を取り入れる」をテーマに、植物画をデザインしたキッチンファブリックやステーショナリーなど、生活雑貨の制作も展開する。
同ギャラリーで定期的に開催されている中沢さんの個展は、今年で11回を数える。「ギャラリーとの出合いは、私が描いた熱帯植物の絵を気に入っていただいたのがきっかけ。ギャラリーの企画に合わせて、人物画やミニアチュール(小さな細密画)なども発表するようになり、これが発展して『神話のシリーズ』を描くようになった」と中沢さん。神話の絵は同ギャラリーでは6年ぶりの展示。同展ではアクリルで描いたペインティングやドローイングなど、小品を中心に新作を含む30点を展示する。
神話に登場する花々は、「バラやチューリップ、アネモネ、スミレなど、身近な花がほとんど」と中沢さん。「昨年はちょうど10回目の個展だったので、自分の定番となっている熱帯植物の絵を中心に展示したが、今年はまた新たなスタートを切るつもりで、ペインティングにドローイングの要素を加えた新しい画風にも挑戦した」とも。週末の土曜・日曜は在廊を予定。
開場時間は12時~18時(最終日は17時まで)。9月21日まで。