吉祥寺パルコ(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-21-8111)7階の特設会場で4月23日より、障害のあるアーティストとイタリア生まれの馬の乗用玩具「RODY(ロディ)」がコラボレーションした展示販売企画「ホワイト・ロディ・プロジェクト」が開催される。
障害のあるアーティストと仕事をつなげるアートエージェンシー「エイブルアート・カンパニー」は、東京・奈良・福岡の3つのNPOが共同で運営。障害のあるアーティストの作品を企業の広告や商品デザインに使用することを仲介してきた。同プロジェクトは「真っ白なこころでアート」をテーマに、イタリアのレードラプラスティック社のキャラクター「ロディ」とコラボレーションし、自由な発想で描かれたさまざまなロディのイラストの展示や、作品から商品化されたグッズを販売する。2月に渋谷パルコで実施し、好評だったため吉祥寺での開催も実現することに。
「ホワイト・ロディ・プロジェクト チャームストラップ」(630円)、「ホワイト・ロディ・プロジェクト フェイクレザー三角ポーチ」(1,365円)や、ポストカード(157円)、トートバッグ(2,100円)など、原画を基にした5アイテム13種類を用意するほか、同プロジェクト限定カラーの「ホワイト・ロディ」(1,575円)も販売。売り上げの一部は、障害のあるアーティストの自立を応援するために使われる。会場には原画5点も展示する。
「これまでに、個々のメーカーや企業がエイブルアート・カンパニーの作品を使って商品化することはあったが、キャラクターとのコラボレーションは今までになく、NPOと企業との新しい取り組みになった。商品を手にした人が、その商品から障害のある作家につながり、さらには作品や作家、エイブルアート・カンパニーの背景を知ることで、人と社会が豊かに循環する、先駆的な取り組みにしていきたい」とエイブルアート・カンパニーの同企画担当者。
4月29日~5月1日(各日13時~、15時~)の3日間にはロディが会場に登場するイベントも予定。営業時間は10時~21時。5月8日まで。