吉祥寺のギャラリー併設カフェ「cafe & galeria PARADA(パラーダ)」(武蔵野市吉祥寺本町4、TEL 0422-27-6680)で3月1日より、現代美術作家・綿引明浩さんの個展「イディアの丘で逢いましょう。」展が開催される。
綿引さんは水戸市出身で1960(昭和35)年生まれ。東京芸術大学美術学部首席卒業(卒業制作・大学買い上げ)、同大学院修了。西武美術館版画大賞・優秀賞など受賞歴も多数。国内外で個展・グループ展・アートフェアへの出品など精力的に活躍し、サンフランシスコの画廊では取り扱い作家にも。今年4月には韓国・ソウルでグループ展も開催を予定する。
銅版画の作品を多く発表してきた綿引さんだが、近年はクリアグラフやキャンバスの作品を手がける。クリアグラフはアニメーションのセル画をヒントにした綿引さんオリジナルの技法。透明なアクリルに絵を描き、それを重ねていくことで独特の奥行きと豊かな色彩を生み出す。
同展で展示されるのは全てクリアグラフの新作20点。「面識はあったが綿引さんの作品を展示するのは今回が初めて。春のエピソードを集めた作品ばかりなので、カフェにも合う色鮮やかで楽しい展示になるはず」と同ギャラリーの中林さん。
開催時間は11時30分~22時(最終日は20時まで)。入場無料。3月6日まで。