フラワースタイリスト・平井かずみさんが初の著書-「花暮らし」を紹介

「cafeイカニカ」で初の著書を手にする平井かずみさん

「cafeイカニカ」で初の著書を手にする平井かずみさん

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 マーブルトロン(杉並区梅里1)は7月29日、「いつも、花のこと。うつわ、雑貨、古いもの。花のある暮らし。日常花がもっと楽しくなる『小さな工夫』」(発売=中央公論新社、1,680円)を刊行した。

ライラックを平皿に集めた表紙、「いつも、花のこと。」

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 著者はフラワースタイリストでikanikaを主宰する平井かずみさん。インテリアショップ勤務の後、フラワースタイリスト・谷匡子さんに師事。昨年、自由が丘に夫婦で開いた「cafe イカニカ」(世田谷区)を拠点に都内近郊で「花の会」をはじめとする花の教室を定期的に開催。これまで「天然生活」「リンネル」をはじめとする、ナチュラル系ライフスタイル誌やファッション誌、花専門誌でも取り上げられ、昨年末ユナイテッドアローズ原宿店でリースの個展を行った。「COW BOOKS南青山店」(港区)で8月7日から始まる「リトルプレスフェア」に、ラウンダバウト(武蔵野市)とアウトバウンド(同)の店主・小林さん、高橋みどりさん、谷川俊太郎さん、服部みれいさん、大橋歩さんなど19人のクリエーターとともに参加。草花がありのままに咲く姿や「しつらえる」という感覚を大切に、「暮らしの中の花」を提案している。

 同書は、平井さんの自宅やカフェで「日常の中にすっと溶け込む何気ない花」や、「花を楽しむ工夫」をさまざまな視点から紹介する。家にある器や雑貨での簡単な花生け、朽ち花や干し花の楽しみ、散歩や旅で出会った花や店舗などを収録。ほかにも、「アジサイリースの作り方」「“小さな庭”寄せ植え」「道具や花との接し方」「干し花で作るサシェ」といった実用ページも盛り込んだ。判型はA5判で全136ページ。

 「この本で伝えたかったのは、毎日の中でほんの少し目線をかえて、花と付き合ってみるということ。読んだ人の『花との暮らし』がもっと楽しくなればうれしい」(平井さん)。

 編集担当者は「花だけでなく、器作家を訪ねる話、カフェを始めた理由、大切にしている家具や雑貨の話もまとめ、著者の暮らしぶりも知ることができる」と話す。「これから花を毎日に取り入れたい人も、日ごろから草花に親しみを持っている人にも楽しんでもらえるはず。一人でも多くの人に平井さんの考えが伝わり、花と暮らすきっかけになれば」とも。

 同社は同日、「ギフトコンシェルジュ真野知子の大切な日のためのギフト・マニュアル バースデー・引越し・ウェディング・手みやげ…本当に贈りたいものがみつかるベストギフトガイド」(1,890円)も刊行した。

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