吉祥寺のギャラリー&ショップ「poooL(プール)」(武蔵野市吉祥寺本町3、TEL 0422-20-5180)で6月9日より、「poisson d'or(ポワソンドール) 2010 浴衣受注展示会」が開催される。
ポワソンドールは、デザイナーの円(まどか)さんとイラストレーターのハセガワ・アヤさんのデザインユニットが手がける「大人のための浴衣ブランド」。明治・大正時代のアンティーク着物に、「現代のおしゃれ女性が着たいと思う粋とかわいいの間」のデザインを展開する。当時と変わらぬ工程で一つずつ手染めした反物を手縫いで浴衣に仕立てる。ブランド名はフランス語で「輝く魚」を意味するという。「夏の日差しの中、鉢の中でユラユラと涼しげに輝く金魚のように、見る人の心に美しい印象を与えられる浴衣を、オシャレが大好きな大人の女性に向けて発信している」と同ブランド担当者。
同店の松本さんは、台東デザイナーズビレッジ(台東区)でのイベントでポワソンドールの浴衣と出会い、「斬新でかわいらしいデザイン」に引かれ、今回の受注会に至った。
期間中、「トロピカルフィッシュ」「トリコロールよろけ縞」「カモメドット」などのカラフルな反物をそろえる。ターゲットは20~30代のおしゃれに敏感な女性。フルオーダーメードで、価格帯は4万円~4万5,000円。
松本さんは「デザイナーズの浴衣がはやっているが、百貨店と変わらない価格でフルオーダーができるのが魅力。着物に興味がある人に、まずは浴衣から気軽にチャレンジしてほしい。キュートでありながら着物独特の伝統的なオシャレが楽しめる、大人のための夏のオシャレ着。洋服感覚で普段使いを楽しんでもらいたい」と話す。
営業時間は12時~19時(採寸は15時~19時)。月曜・火曜定休。6月14日まで。