吉祥寺のカフェを併設したアートスペース「アートセンター・オンゴーイング」(武蔵野市吉祥寺東町1、TEL 0422-26-8454)で12月11日、安藤孝浩さんによる展覧会「フォトン展」が始まった。
安藤さんは東京芸術大学美術学部絵画科を卒業後、国内外を問わず数々の個展やグループ展を開催し、精力的に活動を続ける作家。2001年からは「バイオフォトンシリーズ」を展開している。
「バイオフォトンシリーズ」は肉眼では見ることのできない光の量子・フォトンに着目し、植物の細胞分裂や油分の酸化に伴う発光現象によって放出されるフォトンを、リアルタイムで検出しプロジェクターで投影する。同展はこのフォトンを視聴覚化した体験型の展示。
会期中、関連イベントも多数開催。「アンドウ・ラボ(ちいさな実験室)」(13日15時~、参加費=1,000円、ワンドリンク付き)や、作家による展示作品の解説を交えたレクチャー「Pre Ongoing School」(19日15時~、参加費=1,500円、ケーキとドリンク付き、先着30人)。
同スペース代表の小川さんは「人工的な装置を使っているにもかかわらず、この作品は無数の生物が飛び交うかのような有機的なイメージを連想させる。友達や家族と一緒に、見えない物への好奇心が詰まった作品空間を体験してもらえれば」と話す。
営業時間は12時~21時。月曜・火曜定休。今月20日まで。