三越伊勢丹ホールディングス(中央区)は10月1日、伊勢丹吉祥寺店(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-21-1111)の営業を2010年3月14日で終了すると発表した。
同社は今年5月に、売り上げ減少のため閉店することを発表。売り場面積は20,758平方メートル。今年3月期の売上高は174億3,200万円。
今後、閉店までの約半年間で460の企画を実施する。同館は1971(昭和46)年の開店以来、38年間(460カ月)営業してきたことから、感謝企画、本店との連動企画、吉祥寺店だけの限定企画など460の企画を行う。
これまで開催して人気だった催物や同店限定商品の販売などは「吉祥寺と38年 大感謝祭」と題し、11月10日の開店記念日前後(今月14日~11月17日)に開催し、その後も専門知識や技術を持つ販売員が来店客の悩みを解決するイベント「スペシャルアドバイスフェア」(11月18日~12月1日)、同店ならではの限定商品や特別企画をそろえるという「吉祥寺店のクリスマス・年末年始」(12月2日~31日)を予定する。
「C.W.ニコル氏の『アファンの森』がやってきた!」では、森の再生活動を行っているC.W.ニコルさんの活動や森の動物たちの写真、森の木から作った工芸品や玩具を展示。同17日には、新館3階の「吉祥空園sora」でニコルさんがトークショーも行い、森や自然に対する思いを語る。期間は今月14日~27日。
今月14日には、同店限定のベアブリック「イセ・ジョージ」が販促担当として、各種媒体やショッピングバッグに登場。ベアブリックは、同社のクリスマスチャリティ企画で毎年25万個以上を販売する人気のクマのキャラクター。今回のベアブリックは、「伊勢丹カラーのブルーに変身した特別バージョン」(同社)。12月にはベアブリック「イセ・ジョージ」ストラップを3万個(予定)限定で発売し、収益金は吉祥寺の井の頭自然文化園の動物のために役立たせるという。
同社担当者は「これらの企画を通じて、改めて伊勢丹、そして吉祥寺店の良さを再発見していただくとともに、これからも変わらず伊勢丹をご愛顧いただきたいという思いを込めた」と話す。
営業時間は10時~19時。