吉祥寺に引き戸が目印のテイクアウト飲食店-惣菜やおやつも

今月12日にオープンした「picnic food & drinkしまねこ軒」

今月12日にオープンした「picnic food & drinkしまねこ軒」

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 テイクアウト専門の飲食店「picnic food & drinkしまねこ軒」(武蔵野市吉祥寺南町2、TEL 0422-44-0380)が12月12日、末広通り沿いにオープンした。

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 同店は、ヨーロッパテイストの弁当、惣菜、サラダ、サンドイッチ、おやつなどを取りそろえるテイクアウト専門店。店長の綱島愛さんは旅行が好きなため、世界各国で食べた料理もオリジナルレシピで展開する。

 店内は、白を基調としポイントに木材を使用したシンプルな内装。印象的な「引き戸」やガラスの照明は、西荻窪の骨董屋「駱駝(らくだ)」がコーディネイトを担当。店名は、「注文の多い料理店」に登場する料理店「やまねこ軒」から発想を得た。縞模様の猫を飼っていることや、自分の名字に「島」が入っていることから命名した「こだわりの店名」(綱島さん)。外国人でもどんな店かわかるように英語を入れ、年配の人にも覚えやすいよう平仮名表記にした。店舗面積は8坪。イートインスペースは、オープンベンチから4席に変更する予定。

 綱島さんは、10年前から自分の店を持つことを志し、デパ地下やカフェレストラン、パン屋、紅茶店などの飲食店で計5年ほど経験を積んだ。昨年の9月に吉祥寺に飲食店の開店を決意し、約1年間の準備期間を経てオープンに至った。

 メーンメニューは、「天空の城ラピュタ」に出てくる肉団子をイメージした「肉団子トマト煮込み」(150円~)、ポテトサラダをアレンジした「ポテトツナサンド」(350円)、アーモンド入り「しまねこ軒のコロコロクッキー」(100円)など。料理は大皿に盛り付け、フランスやスペインのデリを参考に並べている。想定客単価は550円~1,000円。

 ターゲット層は、近隣の住民や井の頭公園の利用する人々など。網島さんは「今のところ、近隣の店舗の常連客がうちに来ることが多い。いろんな人にいろんな形で使ってほしい」と話す。「自宅から近いこともあり、吉祥寺にオープンした。また向かいには緑豊かな景色が広がっており、季節感も味わえるのでこの物件に決めた。便利で、わかりやすく、使いやすい店を目指している。多くの人から、『しまねこ軒があって助かったわ』と思われるようになっていきたい」とも。

 今後は、コーヒー、紅茶などのドリンクメニューや、手軽に食べられる温かい軽食を提供できるよう準備を進めている。周辺のさまざまな店舗を紹介するフリーペーパー「しまねこ軒マップ」も製作する予定。

 営業時間は、平日=11時 ~20時、土日祝=11時~18時。水曜定休。

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