映像・音楽のクリエーター集団「JAP工房(ジャップ工房)」(武蔵野市吉祥寺南町1)は11月1日、吉祥寺の直営店「GUILD-UNIT」内にギャラリー「GUILD-UNIT ART SPACE(GAS)」(TEL 0422-43-6853)をオープンした。
同ギャラリーは、天井や壁を白のしっくいで塗り、木製の床はブラウンで統一、落ち着いた雰囲気を演出している。ギャラリースペースは3.3坪。
アーティストと観覧者の対話の場として、カフェ「Rock Star Cafe」も併設。メーンメニューは「エスプレッソ」(250円)、クレームブリュレに似た「クレマ・カタラン(カタルーニャ風カスタードクリーム)」(650円)、ラベルに悪魔の絵が描かれたベルギー産のビール「サタン」(1,000円)など。ハーブティーも豊富に取りそろえる。
同工房はファッションブランドも運営しており、「デトロイト・メタル・シティ」などの映画衣装、アルフィーの高見沢俊彦さん、ロックバンドの聖飢魔IIのデーモン小暮さんらのステージ衣装なども手掛けている。「GUILD-UNITショールーム」は同工房のファッション部門のアンテナショップ。蛇の目にジュエリーをあしらったシルバーリング「眠り蛇」(39,500円)、鋲(びょう)付きレザーベルト「Pyramid Belt」(9,450円)などのアクセサリーや、正式販売の許可を持つ「スター・ウォーズ」や「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のキャラクター商品を扱っている
ギャラリーの開設について、代表の川上さんは「アートをより追求するために、アーティストやクラフツマンの発表の場を作りたかった」と話す。
現在ギャラリーでは、革による立体造形「立体的レザー」を取り入れた本革製品をメーンとする同工房の新主力ブランド「Planet Dark」の製品を展示。今後は、ミュージシャンのステージ衣装、映画やテレビ番組で使用されたコスチューム、自社アーティストの未公開作品や原画・限定品など、同工房ならではの展覧会を予定している。
川上さんは「プロ・アマ問わず広く皆さんに使っていただけるよう、個展やグループ展も応援したい。レンタルギャラリーとしても利用できるので、気軽に問い合わせてほしい」と話す。
営業時間は11時~20時。「Planet Dark」の展示は11月19日まで。