時刻表検定協会(中野区東中野3)は11月16日、東京会場「トラベルジャーナル学園ホスピタリティツーリズム専門学校」(東中野3)ほか、全国18会場で「第14回 時刻表検定試験」を実施する。
同検定は、列車に関する事項を中心にバス、船、航空機、地名、名称、諸規則、運賃・料金、切符、主要駅の概要など、時刻表に掲載されているすべての情報から出題され、200点満点のマークシート方式で答えるもの。試験は専門家レベルの第1種と、一般知識レベルの第2種に分かれており、受験者はJR時刻表と電卓の持ち込みが可能。合格判定は博士レベルから初級レベルまで6段階にランク分けし、博士レベルにはシルバーカードを授与する。3回満点を獲得した受験者には、名誉博士としてゴールドカード認定証を発行する。
同検定の受験者数は昨年までに3万5,000人を突破。最年少5歳から最年長84歳まで、会社員や主婦、小学生など幅広い層から多くの人が参加しており、親子受験者も多い。自分の全国順位を確認できるため、より高いレベルを目指すリピーターが多いのも特徴。
テレビやラジオなどで活躍中の木村裕子さんは、鉄道に乗ること、鉄道グッズ収集が趣味の自称「鉄ドル」(鉄道アイドルの略)。鉄ドルの名にかけて、今年も受験を予定している。
同協会担当者の岡田さんは「限られた時間内に時刻表を有効に使い、いかに迅速かつ正確に必要な事項を見つけ出せるかが高得点獲得の最大のカギ。旅行愛好家、時刻表愛読者などの腕試しだけでなく、学生の社会科授業の一環としても役立ててほしい」と話す。各会場の試験日程、受験料など、詳細はホームページで確認できる。