バウスシアター(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-3555)は2月2日、映画「小さな悪の華」の公開を記念して、オールナイト上映「死にゆく少女たちの散歩」を行う。
「小さな悪の華」(ジョエル・セリア監督/1970年)は、15歳の少女たちを主人公にしたフランス映画で、思春期の少女の不安定な生と死をテーマにした少女映画の傑作。公開時は反宗教的反道徳的内容によりフランス本国では全面的に上映禁止、イタリアやイギリスには輸出禁止などの措置がとられ、当時公開されたのは日本とアメリカだけだったという。
バウスシアターは同作品を2週間限定でレイトショー公開(21時~)。初日に当たる同日、少女映画の傑作群をオールナイト上映する。上映作品は「小さな悪の華」、「ヴァージン・スーサイズ」(ソフィア・コッポラ監督/1999年)、「エコール」(ルシール・アザリロヴィック監督、2004年)の3作品で、上映開始は23時~。料金は、一般=2,500円、学生=2,300円。
公開を記念して、吉祥寺の書店「百年」(吉祥寺本町2、TEL 0422-27-6885)では、幻想文学など関連書籍をセレクトした「小さな秘密の本棚」を展開する。開催期間は1月26日~2月15日。火曜定休。