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吉祥寺の居酒屋「ケヤキサカバ」、平日ランチ提供開始 成蹊大卒業生が経営

吉祥寺・サンロード商店街沿いのビル2階で営業する「ケヤキサカバ」の看板と入り口

吉祥寺・サンロード商店街沿いのビル2階で営業する「ケヤキサカバ」の看板と入り口

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 吉祥寺サンロード商店街沿いのビル2階で成蹊大学の卒業生2人が営業する居酒屋「ケヤキサカバ」(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-27-5940)が12月1日、平日のランチ提供を始めた。

成蹊大学卒業生が営業する「ケヤキサカバ」の店内

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 同大卒業生で同期だった椎野泰永さんと小川誠史(さとし)さんが4月25日に始めた同店。吉祥寺在住の椎野さんは「いつか卒業生と吉祥寺をつなぐ場を作りたいと15年くらい前から思っていたが、コロナ禍でいったんは立ち消えた」と話す。

 再び動き始めたのは2年前。成蹊学園と吉祥寺駅を結ぶ、井の頭通り、成蹊通り、五日市街道、吉祥寺大通りの四角形の中に物件のターゲットを定め、1年半探したところ、「ここで営業していた居酒屋『鶏唐やまをんち』の2月の閉店を知り、すぐ動いて契約を交わして、開店にこぎ着けた」と振り返る。

 店名は、卒業生が成蹊を表す言葉として選ぶ「欅(けやき)」と、地域にも親しまれる入り口の欅並木と、誰もが集いやすいよう「酒場」という業態の2つの言葉を合わせて付けた。

 店舗面積は約42平方メートル。テープル3卓と椅子12脚、窓際にはテーブル1卓と椅子8脚を備える。

 ランチは土曜・日曜限定で提供していたが、「近隣の要望があり、近くの人にも利用してほしい」と平日の提供を決めた。「学生スタッフの勤務時間に合わせて昼営業も始め、ランチ提供の体制が整ったことも理由の一つ日曜限定で提供していたが、「近隣の要望があり、近くの人にも利用してほしい」と平日の提供を決めた。「学生スタッフが勤務時間に合わせて昼営業も始め、ランチ提供の体制が整ったことも理由のひとつ」と椎野さん。

 メニューは、「極力、国産の野菜、肉、魚、調味料を使い、白砂糖、精製塩は使わず調理」し、常時約20種類から選ぶメイン料理、本日のおばんさい盛り合わせ、みそ汁、土鍋ご飯、香の物。揚げた島豆腐を自家製天地(天ぷらつゆ)に浸して大根おろしとおろししょうがを添えた「揚げだし島豆腐」(1,500円)、鶏むね肉に自家製タルタルソースを添えた「チキン南蛮」(1,800円)、国産豚肩ロースを柔らかく煮込んだ「国産豚肩ロース塩豚煮」(2,000円)など。

 他に、ケヤキの浅漬け(300円)、大和イモと黒豆納豆のつまみ揚げ(700円)、皮付きのジャガイモを蒸して揚げたフライドポテト」(600円)。食事はレタスシラスチャーハン(1,000円)などを用意する。

 ドリンクは、ハイボール(500円~)、甲類を使わず乙類の米焼酎で割ったサワー(600円~)、生ビール(840円)など。他に成蹊大学出身者が造る「五百万石」を使った「冩樂(しゃらく)純米吟醸」(1合2,000円、宮泉銘醸=福島県会津若松市)や「飛良泉(ひらいづみ)山廃純米酒」(同1,300円、飛良泉本舗=秋田県にかほ市)など日本酒約15銘柄と黒ビールでアルコール度が高めのインペリアルスタウト「海坊主」(海岸醸造=千葉県南房総市)や4種類のモルトと3種類のホップを使ったゴールデンエール(石川酒造=福生市)などクラフトビール10種類をそろえる。

 ソフトドリンクは、ストレートジュース(リンゴ、ミカン、モモ、トマト)(600円)、手作りレモンスカッシュ(650円)など。

 「成蹊学園がもっと地域に溶け込み、必要とされるようになってほしい」と椎野さん。「吉祥寺在住のお客さまが増え、リピーターも増えた。当店をきっかけに、『吉祥寺といえば成蹊学園』と言われように、地域と成蹊をつなぐ居酒屋として、唯一無二の店になりたい」と意気込みを見せる。

 ランチの営業時間は11時30分~15時。居酒屋の営業時間は16時~22時。

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