ハモニカ横丁で映画ロケ-犬童一心監督、小泉今日子さんら

ハモニカ横丁ロケを行う「グーグーだって猫である」の制作スタッフ。左から二人目が犬童監督

ハモニカ横丁ロケを行う「グーグーだって猫である」の制作スタッフ。左から二人目が犬童監督

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 10月18日夜、吉祥寺ハモニカ横丁のバーベキュー酒場「Jolly Pad(ジョリーパッド)」(武蔵野市吉祥寺本町1)を中心に映画のロケが行われ、犬童一心監督、主演の小泉今日子さんをはじめ、加瀬亮さん、上野樹里さんらが深夜まで撮影に臨んだ。

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 ハモニカ横丁には、総勢80人のスタッフやキャストが集まり、撮影現場となったジョリーパッド店内では、主人公・麻子を演じる小泉さんと、研修医・青自を演じる加瀬亮さんが、井の頭公園で初めて出会ったあと偶然再会することでお互いの存在を意識し合う、という「イイ感じのシーン」などが撮影された。

 吉祥寺在住の楳図かずおさんもキャストの1人。小泉さんが撮影の合間に楳図さんに向かって「グワシ」のポーズをしたり、楳図さんのトレードマーク「赤白ボーダーシャツ」の衣装を目にして、同横丁を行き交う人々が盛り上がるなど、和やかな雰囲気が見られた。

 映画のタイトルは「グーグーだって猫である」。吉祥寺を舞台に、猫のグーグーと女性漫画家・麻子の交流を中心に、人間と動物たちの喜びと苦悩を描く内容で、原作は吉祥寺に住む漫画家・大島弓子さんの漫画エッセー。華々しいキャスト陣に加え、「ジョゼと虎と魚たち」(2003)、「メゾン・ド・ヒミコ」(2005)、「タッチ」(2005)、「眉山 びざん」(2007)などを手がけた犬童監督、音楽担当の細野晴臣さん、特撮担当の佐内正史さんなど、スタッフも豪華な顔ぶれ。

 映画配給元アスミック・エースの小川真司プロデューサーは「地域の皆さんの温かい支援、協力を受けて撮影は順調。犬童監督はじめ、吉祥寺在住経験者や、よくこの街に足を運ぶというスタッフも多く、とても良い雰囲気」と話す。

 9月4日にクランクインし、撮影はハモニカ横丁のほか、「井の頭公園・動物園」「いせや公園通り店」「伊勢丹前」「肉のサトウ」「スターパインズカフェ」「ユザワヤ前のタクシー乗り場」「サンロード商店街」など、吉祥寺の至るところで行われており、10月22日前後のクランクアップを目指す。来秋、ミニシアターを中心に全国で劇場公開予定。

アスミック・エース

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