東京都武蔵野市は5月22日、まちづくり指針「吉祥寺グランドデザイン」を策定・公表した。
同指針は、吉祥寺の総合的なまちづくりの方向性を定めるもの。邑上市長や商業関係者などで構成する吉祥寺グランド委員会が中心となり、公開会議などを経て取りまとめられた。
同指針では基本的な方向性を「商業と人々の生活が一体となった『我が街』としての成熟」「『行ってみたい街』『住んでみたい街』としての広域的な魅力の維持・創出と都市観光の推進」と定め、そのための重要施策として主に下記を挙げている。
1、 全体の回遊性を高めるため、吉祥寺駅南北自由通路の整備に早急に取り掛かる。
2、 通行阻害要因である路上駐輪を是正するため「通勤通学用」「買い物用」に分けた自転車駐車場の整備など、地下利用を含めた具体的な検討を図る。
3、 吉祥寺のイメージを作り出すスポット的な景観形成や、「回遊のヘソ」となる広場空間の創出。
市は今後、同指針をもとに都市計画を推し進めていくとしている。