吉祥寺に今月、フレンチカフェ「Petit Pois(プティ ポワ)」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-27-5017)がオープンした。場所は11年間営業の後、昨年8月に閉店した「お茶とお菓子 横尾」跡。
「女性が一人でも入りやすい雰囲気に」と白を基調に造られた店内
女性店主の犬飼さんは「ル・コルドン・ブルー」で学んだ後、都内のフランス料理店を経て独立した。「昔からカフェを開きたいと思っていた。スケジュールの都合で、習おうと思っていたパンではなく料理のコースに参加した際、フランス料理のおいしさに衝撃を受けた」と振り返る。
提供するメニューは「フランス料理でも家庭的なものを出したかった」と一つ一つ決めた。キッシュやクロックムッシュ、ミロトン(牛肉のトマト煮)のほか、シラスを使ったタルトフランベなどは、アラカルトだけでなくスープ、サラダ、ドリンク付きのセットメニューを用意。「昼と夜の間に休憩時間をとっていないので、少し遅めの時間にランチを食べたい時や、会社帰りにフラッと飲みたい時など、気軽に頼んでもらえたら」と犬飼さん。
物件は「2年ほど前から、なじみのあった中央線沿線で探す中、昨年偶然この場所と出合った」という。店内は白を基調とし、テーブルは通常のカフェに比べて広めのサイズのものを使い、ゆったりと配置した。店舗面積は10坪、席数は10席。店名はフランス語で「グリーンピース」の意。「苦手な食材だったが授業でその美味しさに開眼。言葉の響きも、小さな店のイメージに合っていた」とも。
メニューは、「キッシュ」(セット=1,300円、単品=850円)、「ミロトン」(ごはん付きセット=1,400円、単品=1,100円)ほか。デザートに「クレープシュゼット」「フレンチトースト」(以上800円)、「ティラミス」(650円)などがある。
「お客さまの声を参考にしながら、少しずつメニューも増やしていきたい。一人でも気軽に入ってくつろいでもらえたら」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時30分~20時。火曜定休。