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吉祥寺でテイストの異なるイラストレーター二人展「Cosy Holidays」

「大きい」をイメージした布川さんの作品(左)と「ぽかぽか」をイメージしたMoguさんの作品(右)

「大きい」をイメージした布川さんの作品(左)と「ぽかぽか」をイメージしたMoguさんの作品(右)

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 にじ画廊(武蔵野市吉祥寺本町2)で12月17日から、イラストレーターの布川愛子さんとMogu Takahashiさんの二人展「Cosy Holidays」が開催される。

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 描きたいものを中心に少し季節感のあるものを混ぜながら、毎月2人で決めている「一つの言葉」。そこから連想するイメージを2014年から2人のイラストブログ「AIKO×MOGU」に残してきた。同展では、そのために描き下ろした原画約50点を展示する。

 誌面で一緒になることが多くあり、「運命を感じた」というMoguさんが布川さんにメールをしたのが2人の出会い。以前からMoguさんのファンだったという布川さん。テイストが違うからこその楽しさを共有できると思い2人での活動をスタートした。「実際にブログを始めてからも2枚の絵を並べてみると、びっくりするくらい違和感がなく楽しく制作している」という。

 2人は使う画材も異なり、布川さんは水彩絵の具を、Moguさんはアクリル絵の具を、それぞれ使う。これらは発色の仕方、相性のいい紙や筆、乾くまでの時間、塗り重ねた質感など全く違うという。「アクリルはチューブから出してそのまま使えば油絵のようなタッチにもできるし、水をたっぷりつかえば水彩のような表現ができる」というMoguさん。

 「どのような作品に取り組むかによって意識することは変わるが、一枚の絵を作る過程でどんな色を使おうか、新しい構図に挑戦してみようかなど、いろいろ試行錯誤する」という布川さんと、「描くときは頭を空っぽにし、小さいものでも大きいものでも休憩を挟まず、始めたら終わりまで一気に描ききる」というMoguさん。

 「2人の原画が今回のようなボリュームで並ぶ機会はなかなか無い。一つの言葉から2人がそれぞれイメージした絵の違いや共通点を見つけたり、自分だったらどんなものをイメージするかなと想像したりしながら展示空間を楽しんでいただけたら」とも。

 期間中、ペーパーアイテムや、おやつ屋ハイジとのコラボ焼き菓子も販売する。

 営業時間は12時~20時。12月29日まで。

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